RakuCloud株式会社
物件概要書OCR 不動産DX 2026/08/16 RakuCloud株式会社

物件概要書をOCRで自動入力する方法読み取れる項目と注意点

物件概要書の画像から物件情報を項目別結果へ入力し、原本と照合する流れを画面例とともに解説します。

物件概要書の画像をOCRで解析すると、物件名・価格・所在地・面積などを項目別結果へ入力し、原本と照合しやすくできます。

数字、住所、駅名、面積などを一つずつ転記する工程をAIで補助し、担当者は結果の確認と修正に集中できます。ここでいう「自動入力」は、画像からRakuOCRの項目別結果へ入力する工程を指します。外部の物件管理システムへ自動登録する標準機能ではありません。

お手元の物件概要書画像を使って、項目別の読取結果をご確認ください。

物件概要書をOCRで自動入力する仕組み

物件概要書には、基本情報、価格、交通、面積、契約条件、取扱会社などが表や注記として配置されています。一般的な文字起こしでは、認識した文字が紙面上の順番で並び、どの文字がどの項目なのかを担当者が探す作業が残ることがあります。

不動産資料向けのAI-OCRでは、画像の文字とレイアウトを解析し、「所在地」という見出しと隣接する住所、「専有面積」という見出しと数値・単位のように、項目と値の関係を整理します。

RakuOCRでは、解析結果を入力欄の形で表示します。担当者は画像と結果を同じ画面で確認し、必要に応じて修正してからコピーできます。

実際の画面例

次の画面例では、公開情報を掲載した不動産資料を読み取り、主要な情報を入力欄へ整理しています。

公開情報を掲載した不動産資料をRakuOCRで解析し、物件概要を項目別に入力した匿名化済み画面例
公開情報を使用し、二次元コードを除去したRakuOCRの読取画面例。表示結果は原本と照合してください。
項目画面例の結果
物件名メゾンイシダ 202
物件種別アパート
賃料60,000円
管理費3,000円
所在地東京都足立区綾瀬1丁目11番11号
間取り1K
専有面積20.52㎡(6.3坪)
構造木造2階建

この結果は入力例です。番地、路線・駅名、徒歩分数、面積、築年月などは、業務に利用する前に必ず原本と照合します。未読取の項目を、周囲の情報だけから確定値として補うことはできません。

画面例と同じ操作を試す

メール認証後、物件概要書の画像を選択して読取結果をご確認いただけます。

実際の物件概要書で確認する

読み取れる主な項目

画像内に記載があり、文字を判別できる場合、次のような項目を整理できます。

分類主な項目
物件基本情報物件名、物件種別、所在地、間取り、構造、築年月、所在階・階建
価格・月額費用価格・賃料、管理費・共益費、修繕積立金
初期・その他費用敷金、礼金、その他費用
面積専有・建物面積、土地面積、バルコニー面積
交通路線名、駅名、徒歩分数、バス利用情報
契約・現況契約期間、入居時期・引渡し、現況、取引態様
取扱会社会社名、免許番号、問い合わせ先
補足設備、入居条件、保険、保証会社、備考

すべての資料で同じ項目が取得されるわけではありません。書類に項目がない場合や、文字が判別できない場合は未読取として扱います。

自動入力から確認までの手順

  1. 原本画像を準備する
    資料全体が入り、拡大したときに小さな文字を読める画像を用意します。
  2. RakuOCRへ画像を指定する
    メール認証でログインし、「マイソクOCR」から写真を選択するか、カメラで撮影します。
  3. 項目別の入力結果を確認する
    解析後、物件名、価格・賃料、所在地、交通、面積などが入力欄へ表示されます。
  4. 原本と照合して修正する
    数字、単位、固有名詞を中心に比較します。複数の部屋や価格がある場合は対象を人が判断します。
  5. 確認済みの結果を利用する
    画面上の結果をコピーし、社内資料や物件管理業務へ転記します。

外部システムへの直接登録、CSV・API連携、複数ページの一括処理は標準機能ではありません。登録先の仕様、項目対応、確認者、エラー時の処理まで含めたカスタマイズとして対応します。

確認を優先したい項目

確認項目確認するポイント
価格・賃料桁数、カンマ、小数点、月額か総額か
管理費・共益費賃料との取り違え、金額単位
所在地都道府県、市区町村、丁目・番・号、部屋番号
交通路線名、駅名、徒歩・バスの区別、分数
面積数値、小数点、㎡・坪、専有・土地・建物の区別
築年月年月、和暦・西暦、他の日付との取り違え
契約条件敷金・礼金、期間、現況、入居・引渡し時期
会社情報会社名、免許番号、電話番号

読み取った値だけでなく、値がどの見出しに対応しているかも確認してください。

入力方法の比較

方法入力工程確認工程向いている状況
原本を見ながら手入力担当者が項目を探して入力入力後に再確認件数が少なく、特殊な資料が中心
全文OCR文字列を取得し、必要箇所を探して入力文字順と項目の対応も確認文章の文字起こしが目的
項目別AI-OCR画像から項目別結果へ入力原本と項目単位で照合・修正物件情報を定型項目として扱いたい

AI-OCRは、確認作業をなくす仕組みではありません。画像から項目別結果を作り、確認する場所を分かりやすくするための手段です。

読み取れない場合の対処

  1. 画像を拡大し、元の文字を人が読めるか確認する
  2. 資料の端、下部の注記、表の右端が切れていないか確認する
  3. 影、反射、傾き、ぼけがあれば正面から撮り直す
  4. 画面のスクリーンショットではなく、より鮮明な原稿画像を使用する
  5. 複数ページを1枚に縮小せず、対象資料を読み取れる大きさにする
  6. 手書きや特殊な書体は、原本を見ながら修正する

OCR結果は原本ではありません。価格、所在地、面積、駅名、契約条件などを利用する前に、必ず元の書類と照合してください。

画像と読取結果の取り扱い

画像は読み取りのためAIへ一時送信します。RakuCloudでは、読み取り中の画像と結果を保存しません。AIへのリクエストも保存無効で処理します。

認証と不正利用防止のため、利用時刻など必要最小限の情報は記録します。詳しくはRakuOCRのプライバシー説明をご確認ください。

よくある質問

PDFの物件概要書をそのまま指定できますか?

標準機能は画像の読み取りを対象としています。PDFしかない場合は、利用が認められた資料を読み取り可能な画像として準備し、文字が判別できる状態か確認してください。

複数ページの物件概要書をまとめて登録できますか?

標準機能は、指定した画像の内容を確認する使い方を想定しています。複数ページや複数物件を一括で扱う場合は、資料の分割方法や確認工程を含む個別設計が必要です。

OCR結果を自動で物件管理システムへ入力できますか?

標準機能では、項目別結果を画面で確認・修正し、コピーして利用します。既存システムへの直接連携は、登録項目や権限、確認方法に合わせたカスタマイズで対応できます。

画像に書かれていない情報も補完されますか?

原本に記載されていない情報を確定値として推測する用途には適していません。必要な情報が未掲載の場合は、別の原本や社内情報で確認してください。

参考情報

物件概要書の入力結果を確認してみる

実際に利用する画像で、項目別結果と原本照合の流れをご確認ください。

執筆・監修
公開日・更新日:2026年8月16日
#物件概要書 #不動産OCR #AI-OCR #不動産DX