不動産AI-OCRは、マイソクや販売図面の画像から物件情報を読み取り、確認・コピーしやすい項目へ整理する仕組みです。
不動産資料には、物件名、賃料、所在地、交通、間取り、面積など、多数の情報が写真・間取り図・表と一緒に配置されています。AI-OCRを利用すると、画像内の文字を単に文章として取り出すだけでなく、情報を項目ごとに整理できます。RakuOCRでは基本機能を無料でお試しいただけます。
お手元の不動産資料画像を使って、読み取り結果をご確認ください。
不動産AI-OCRとは
OCRは、画像に写っている文字をコンピューターで扱える文字情報へ変換する技術です。不動産AI-OCRでは、文字認識に加えて、複雑な紙面の中から「物件名」「賃料」「所在地」のような項目と値の関係を判断し、結果を整理します。
マイソクや販売図面は、作成会社や物件によってレイアウト、見出し、文字サイズが異なります。表形式だけでなく、紙面上部の帯、写真横の説明、最下部の会社情報など、文字の位置も一定ではありません。そのため、不動産資料では、全文を一続きの文字として取得するだけでなく、どの情報がどの項目に該当するかを確認できることが重要です。
RakuOCRは、画像を選択または撮影すると、主要な物件情報を項目別に表示します。結果は画面上で確認・修正し、必要な情報をコピーできます。
マイソク・販売図面・物件概要書の違い
これらの名称は業務や会社によって使われ方が異なりますが、OCRで扱う際には次のように考えると整理しやすくなります。
| 書類 | 主な用途 | OCRで確認したい情報の例 |
|---|---|---|
| マイソク | 募集・紹介用の物件資料 | 物件名、賃料、交通、間取り、設備、問い合わせ先 |
| 販売図面 | 売買物件の概要や条件の案内 | 販売価格、所在地、土地・建物面積、構造、権利、取引態様 |
| 物件概要書 | 社内確認や顧客説明に使う物件情報の整理 | 物件基本情報、価格・費用、交通、面積、築年月、会社情報 |
同じ情報でも、「賃料」と「価格」、「専有面積」と「建物面積」のように、書類の種類で意味が異なる場合があります。読取結果は項目名だけで判断せず、対象書類と原本の記載を確認してください。
実際の画面例と構造化結果
次の画像は、インターネット上で公開されている不動産資料をRakuOCRで読み取った画面例です。

画面例では、1枚の資料から次のような情報を項目別に確認できます。
| 項目 | 画面例の結果 |
|---|---|
| 物件名 | メゾンイシダ 202 |
| 物件種別 | アパート |
| 賃料 | 60,000円 |
| 管理費 | 3,000円 |
| 所在地 | 東京都足立区綾瀬1丁目11番11号 |
| 間取り | 1K |
| 専有面積 | 20.52㎡(6.3坪) |
| 構造 | 木造2階建 |
交通、築年月、問い合わせ先なども候補として整理されます。ただし、駅名・路線名、番地、単位、年月のように業務判断へ影響する情報は、必ず原本と照合してください。
読み取れる主な項目
資料内に記載があり、画像上で文字を判別できる場合、主に次の項目を整理できます。
物件の基本情報
- 物件名
- 物件種別
- 所在地
- 間取り
- 構造
- 築年月
- 所在階・階建
価格・費用
- 価格または賃料
- 管理費・共益費
- 修繕積立金
- 敷金・礼金
- その他費用
面積・交通
- 専有面積・建物面積
- 土地面積
- バルコニー面積
- 路線名・駅名
- 徒歩分数
契約・問い合わせ情報
- 取引態様
- 入居時期・引渡し
- 免許番号
- 会社名
- 問い合わせ先
- 備考
実際に表示される項目は、画像の内容、レイアウト、文字の鮮明さによって異なります。原本にない項目を推測して確定値として扱うことはできません。
画像をデータ化する手順
- RakuOCRへメール認証でログインする
メールに届く確認コードでログインします。 - 「マイソクOCR」を開く
対象の資料を読み取る画面を開きます。 - 「写真を選択」または「カメラで撮影」から画像を指定する
端末に保存した画像を選ぶか、カメラで撮影します。 - 画像全体が表示され、文字が読める状態であることを確認する
書類の端が切れていないか、反射や影が文字に重なっていないか確認します。 - AIによる解析が終わると、物件情報が項目別に表示される
項目ごとに候補値と未読取が整理されます。 - 各項目を原本と照合し、必要に応じて画面上で修正する
特に価格、所在地、面積、駅名、日付は原本と突き合わせます。 - 必要な情報をコピーし、社内資料や物件管理業務に利用する
確認済みの結果を転記元として利用します。
自社の物件管理や顧客管理へ直接連携したい場合は、対象システム、登録項目、確認工程に合わせたカスタマイズが必要です。
一般的なOCRとの違い
| 比較項目 | 文字を全文として取得するOCR | 不動産AI-OCR |
|---|---|---|
| 主な結果 | 認識した文字の一覧 | 物件名、賃料、所在地などの項目別結果 |
| 複雑なレイアウト | 読む順番が崩れる場合がある | 見出しと値の関係を考慮して整理 |
| 利用時の確認 | 必要な情報を全文から探す | 項目ごとに原本と照合 |
| 向いている用途 | 文章の文字起こし | 物件情報の確認・転記・整理 |
AI-OCRであっても、原本確認が不要になるわけではありません。数字や固有名詞は、画像の状態によって読み違いが起こり得ます。人が確認しやすい形に整理し、最終確認を行う運用が適しています。
読み取り時の注意点
次のような画像では、未読取や読み違いが発生しやすくなります。
- 文字が小さく、拡大しても輪郭を確認できない
- 画像がぼやけている、手ぶれしている
- 斜めから撮影され、文字や表が大きく変形している
- 光の反射や影が文字に重なっている
- 資料の端が切れている
- 手書きの追記、特殊な書体、低コントラストの文字がある
- 複数の価格や部屋番号があり、対象を原本だけで判断する必要がある
撮影時は資料全体を正面から収め、文字が読める明るさと解像度を確保してください。読取結果に「未読取」がある場合や、候補が原本と一致しない場合は、画像を撮り直すか、原本を見ながら修正します。
OCR結果は原本ではありません。価格、所在地、面積、駅名、契約条件などを利用する前に、必ず元の書類と照合してください。
画像と読取結果の取り扱い
画像は読み取りのためAIへ一時送信します。RakuCloudでは、読み取り中の画像と結果を保存しません。AI側でも、結果の取得後に保存無効化または削除処理を行います。
詳しい処理方法と、認証・不正利用防止のために記録する情報は、RakuOCRのプライバシー説明をご確認ください。
不動産AI-OCRに関するよくある質問
マイソク以外の不動産資料にも使えますか?
販売図面や物件概要書など、物件情報が掲載された画像も読み取り対象にできます。ただし、表示項目やレイアウトによって取得できる内容は異なるため、実際の資料で結果をご確認ください。
読取結果をそのまま物件管理システムへ登録できますか?
標準機能では、結果を画面上で確認・修正し、コピーして利用します。既存システムへの連携や、その一部としての組み込みは、登録先の仕様に合わせたカスタマイズで対応できます。お問い合わせフォームからご相談ください。
読取結果は必ず正しいですか?
いいえ。AI-OCRには画像の状態や書類の形式による読み違いがあります。特に価格、所在地、面積、駅名、日付は、利用前に必ず原本と照合してください。
利用料金はかかりますか?
基本機能は無料です。公平な利用を保つため、Freeプランでは会社単位で機能ごとの日次利用上限があります。最新の利用条件はRakuOCRの画面でご確認ください。
参考情報
- RakuOCR 製品ページ
- RakuOCR プライバシー
- OCR・AI OCRの活用ガイド
- マイソクOCRとは?不動産の販売図面・物件情報をAIでデータ化
- マイソクOCRを40件で性能検証した結果
- 基本機能無料のAI OCR「RakuOCR」公開のお知らせ
